kawazu25の日記

はてなブログ初心者です。毎日投稿は頑張ってやっていきますので応援よろしくお願いします。

ネットとの上手な付き合い方

皆さん!ネットしてますか!してないとこの文章読めないですよね!私も仕事が死ぬほど忙しいと言いつつ暇さえあればネットを見て、こうやって文章も書いてるのでとんだ依存野郎です。
そんなインターネッツですが、すごく昔、まだテレホーダイという古(いにしえ)のサービスを使用しないと電話代がとんでもないことになってしまう時代がありました。(それでもネットとしては普及していた方だと思います)
その時代に私が入り浸っていたのは「2ちゃんねる(現5ちゃんねる?)」という匿名掲示板でした。そこでは皆ハンドルネームも何もなく(コテハンと言われている「固定のハンドルネーム」で書き込みをする人もいましたが、大体匿名で書き込んでいました)、誰が何を言っているかわからない魑魅魍魎跋扈するそんな世界。他の友人はそんなところにわざわざアクセスするようなタイプでもなかったため、自分はなぜかそれを「皆が知らないアングラな情報も知っている特別な自分」みたいに思ってしまっていました。
でも別に世界からアクセスできる掲示板ですし、そこに書いてあることが真実なのか嘘なのかもわかりません。ただそこの掲示板の住民は常々こんな呪文を唱えていました。
「ggrks」「半年ROMってろ」
これは今思うとめっちゃ優しい先人の知恵だなと思ったので昼飯を食べながらアウトプットしようと思ってこれを書き出しています。(最後は案の定脱線したので最後まで頑張って読まなくても良いと思うし、この文章は未来永劫無料です)

ggrks

この呪文の読み方が「ググレカス」です。意味は「質問する前にGoogleで調べてこい」です。これは今割とやれてない人が多い気がする、でも絶対抜けちゃいけない心得だと思います。(一応Googleは常に検索について精度を上げていき、胡散臭いサイトは弾くように努力しているそうですが、いたちごっこは否めません。なのでググった先が本当に正しい情報かも判別する必要があります…)
ここで反射的に「なんで調べなきゃダメなの!?面倒臭いよ!知ってるなら教えてくれたっていいじゃんケチ!」と思うかもしれません。それにググって(これもGoogle検索する、から発生した新語ですがすっかり定着した気がします)正しい知識のサイトに辿り着いたとしても、やたら難しい論文とかが出てくるばかりでは専門家じゃないんだし、もう嫌になってしまうでしょう。
そんな必死の中で調べ、読んでみたら「訳が全くわからんかった論文」を「めっちゃわかりやすく3分で解説した!」とかいう動画があったら飛びつきたくなりませんか?私はなります。
でもその解説が本当にその論文の文意を歪めずに解説してくれているかは、結局自分で訳が全くわからんかった論文(これを一次ソースという)を読まないとわかりません。
もしも論文に「Aという薬を使ったらBという症状が改善すると思って実験したけれど、無作為に使用するとはちゃめちゃに副作用が出てしまった。でもCというグループを除外して実験したらBという症状が改善したのでAはCというグループ以外の人には有益だったよ」と書いてあったとしましょう。
そして3分まとめ(これを二次以下のソースという)には「Aという薬を使ったらBという症状が改善すると思ってた研究者がいたけどはちゃめちゃに副作用が出てしまったんだ!」と解説されていたとしましょう。

この状態だとまとめは嘘はついていません。でも「肝心な情報が抜けている」状態です。なのでまとめ動画だけを見ると「うわ!Aって薬は危険だ!」という誤解が生まれ、拡散する危険性が出てきます。
これは逆でも同じことが言えます。一次ソースの論文に「Dという薬は妊婦さんには危険だけれどEという症状にめちゃくちゃ効く!妊婦さん以外はEに悩んでいたらDを内服しよう!」と書いてあったとして、それを簡易まとめしたところには「DはEにめっちゃ効く!」だけ書いてあったとしたら?
妊婦さんがEという症状に悩んでいる時これを読んでしまったらめっちゃヤバいですが、多分多くの人は気づかず「すごいわかりやすい!」と飛びついて拡散を手伝ってしまうんじゃないでしょうか。
そしてもしもDを妊婦さんが使ってとんでもなく危険な目にあったとしても、そのまとめ動画は妊婦さんに何も保証してくれません。
だから私は今も何か疑問があったら自分で自分に「ggrks」と唱えます。
ネットで見るキャッチーな商品や、誰かへの賞賛や批判だけで自分の価値観を決めてしまうのはすごく危険です。
でも引っかかっちゃうんだよなぁ〜〜〜わかる。

半年ROMれ

これは2ちゃんねる掲示板にある色々なローカルルールから生まれた言葉です。ローカルルールは皆さんも日常で経験していると思います。(勤務時間15分前に来いとか明らかに労基的に問題になるやろ的なのから、出張のお菓子はこれを買ってこいとか理不尽なものも多いですよね…)
2ちゃんねるのこの「半年ROMれ」は「ここの独特なルールはかなりややこしいのでルールがよく理解できない場合は少し(半年までいかないにしても)流れを見て(ROMる=見ているだけで書き込まない)、流れやルールがわかってから書き込むんやで」という意味です。そうすれば「スレチ(スレッドの趣旨とズレているので書き込んでも期待する答えは返ってきませんよ、という優しい忠告文)」と最初から聞く耳を持ってもらえなくなることを防ぎつつ、自分の言いたいことを書き込め、的確なレスがもらいやすくなります。
日常でも同じです。その場の空気感がわかるまでは沈黙しておくことはとても大事だと思います。私は鉄砲玉みたいな行動が多いのでこうしたらいいよって言える立場にないのでこれを読んだ人と一緒に頑張ってこれからちょっとずつ直していきたいなと思ってます…。

ネットで誰かに絡まれたら

ネットというか私の場合はTwitterがメインのSNSなのでどうしてもTwitter基準になりますが、<毎日絶対どこかの誰かが喧嘩し、放火しているとんだスラム、それがTwitter>という認識で私はTwitterと付き合っています。
スラムで生活したことがないのでスラムについてggrksと言われますね、これ。

以下はたとえ話です。
街中をフラフラ歩いていて初めて見る不思議な遊具を公園で見つけたとしましょう。「わーこれ面白いなぁ!」と呟いた瞬間に突然その辺にいた人が一斉に近寄ってきて「私はそれにいい思い出がありません!」「面白いって言いますけどその遊具のせいで●年に◯人の子供が怪我をしたという事実を知ってもそんなことを言えるんですか!?」「私はその遊具の近くでいじめられ、今も辛い思い出があります…あなたのツイートに傷つきました…」と物凄い勢いで様々な人が話しかけてくるのを想像してください。めっちゃ怖くないですか?
そんな街がTwitterです。
Twitterでそんな目に遭わないために出来ることはやはり「半年ROMってろ」に通じる気がします。どんな人がどんなツイートをして全く知らない人に恐ろしい絡み方をされているか?を見定め、「わざわざ事故った遊具の話をしないようにしよう」とか、「遊具がそんなにやばいものとは知らなんだ…「よく知らないのに呑気なことを言ってすみませんでした…」と素直に謝罪ツイートしてからツイ消ししよう…」とか。
でもそこまでしてツイートしたいか!?と言われるとTwitterにそこまで神経を使うのも馬鹿らしいですよね。
(そもそも「本当にその遊具で怪我をした人がいたのか」とかの一次ソースがわからないし、本当に危険な遊具なのであればそれを公園に置いていた管理者の方が叩かれるべきではないか?という気がします。)

でも、どんなヤバい街にもいい人はいます。ハートフルな人との出会いを体験したらヤバい街Twitterから離れ難い気持ちが芽生えてもおかしくありません。というか私がその気持ちでTwitterを跋扈しているのでもうヤバい人に絡まれてもいちいち「え!?す、すみません…」とそこまで凹まないようにしています。
街でなくてもいいです。フラッと入った居酒屋でたまたま頼んだ小料理が美味かったら「美味〜い!」と感想を言っていいじゃないですか。
そこに突然隣の席から「はぁ?この店でその小料理頼むとかど素人か!?」と怒鳴られても、店の外から「そんな程度の小料理で満足してるなんて味のことを語る資格がないwww」と罵られても、「お金がなくてそういう外食ができない人への当てつけで美味しいとか言わないでください!」と言われても、こんなの現実世界で起こったらわざわざ話しかけてきた人が変な人ですし、多分そんなのに巻き込まれたらあなたは無言で店を出るんじゃないでしょうか。(リア友と同席してて言われてもちょっと引くと思う)
だから「この料理美味しい〜」とツイートして謎すぎるリプがついたら無言でそのリプを無視していいんです。いいだよ、マジでいいの。わかるか!!普段のTwitterやってる自分!我!我に言ってるんだぞ!一々返すな!何しとんねん!?でも確かに自分はリアルでこういう人に絡まれたら「!?…よくわからんから相手の話をまず聞こうか」と思って真面目に会話しようとしてしまうところがあるな!それもやめよう!ネットで現実世界のおかしな行動を修正する機会を我得たり!にしよう。(戒め)

脱線しました。昼休みも終わったし、仕事の合間に書いてたらこんな時間やないか。
もう一個大事なことがあるんだった。これを自分のために文字化しておかないときっと困るから書いておこう。

ネットで誰かが誰かの悪口を言っていたら

めっちゃ見る。「あの人(F)にこうされて私(G)はこんなに辛かったです!」
マジでTwitterは怖いぜ。報復の嵐とかになってたら騒ぎをみたら群がる習性のある完全なるやじうまである第三者もくんずほぐれつワーキャー言ってたり。こんなのリアルじゃ中々(自分の周りでは幸いなことに)お目にかからないぜ!
でもその波には安易に乗らないようにしよう!(自分への再度の戒め)
だって知らんやんその人らのこと…。赤の他人じゃん自分…。マジでヤバいことされたならTwitterというスラムで叫ぶより警察に行くか弁護士にGOが現実社会のまともな対応な訳ですよ…。匿名でも割と開示請求出せますし…。
義侠心で「なぁ〜にぃ〜!ひどい奴だなぁ!F!!」って参戦してから、実はGが嘘ついてたとかになったら目も当てられない。だから何か揉めてる人を見ても絶対ツイートとかで言及しちゃダメ。わかるか自分。ダメなんだよ。どんなにGが可哀想に見えても真実はいつも1つじゃないことだってあるんだ。Fも悪いしGも悪いかもしれん。Fに罪がないかもしれん。全くわからん!そもそも善悪を決定する権利は一般人の自分にはない。第三者で話し合いして善悪を決めるのはやはり刑事か民事になるわけだ。だから飛びつくんじゃないぞ!!いいか!自分!!!!

これをうっかり読んだ人へ

私の時間潰しというか脳内アウトプットをうっかり読んでしまった人がここまで読んでいたら、折角なので一緒にちょっと今まで書いてあることを考えて欲しいかもしれない。今やネットは大概の人に開かれていて(一部国などを除く)、誰でもすぐに15秒だけなら世界で一番有名人になれてしまう時代が実現しております。これはいいことでもあり、怖いことでもある。一瞬だけ有名になった時、高揚感を感じない人は結構少ないと思う。第二第三の高揚感を求めるがあまり、自分の個人情報や自撮り、知り合いの面白い話でまたウケようとしかけたら立ち止まろう。自分も他の人でバズった人も同じ感想。「バズは中毒性があるから怖い」
いいねが沢山ついたら皆に認められたような、受け入れられたような錯覚を覚えてしまう。
しかも正論棒でバンバン誰かを叩いて手に入れたいいねは謎に「相手があんなことしたから悪いんだ!ここまで叩かれるようなことをしたのが悪い!自分は正義の執行人なんだ!!」みたいになってしまって歯止めがどんどん効かなくなってしまうけれど、それが冤罪だったらどうなるだろう?
現実世界には持ち出せないいいねに脳をジャックされるのは時間の無駄だし、メンタルがしんどくなってしまう。その上冤罪の人に間違えた正義棒でバシバシやった結果、名誉毀損の片棒を担いだことになることだって実際にある。
自分はすごくカッとなりやすいと思うし、こういうのにハマってる時はバリバリ過集中を起こしているなぁと俯瞰して感じることも多いので、今日なんとなくこの文を書いてみました。
でも何度も書くけどいい出会いもあるんですよね、インターネッツ
インターネッツやってなかったらいろんな人と会えていないもの。だからインターネッツという道具をうまく使って、今後もうまいこと人生生きていきたいなって思いつつそろそろ定時だからこの文は終わりです。
コンパスだって普通に使えば綺麗に丸が描ける便利道具だけど、その気になったら人を傷つけることができちゃうじゃないですか。だからって「危険です!学校にコンパス持ち込み禁止!」ってしてたら何もできなくなってしまう。(鉛筆だって危険だろ、ってなっちゃうし)
振り回されないように使いこなすって話は誰でもそうだと思う。
ちょっとだけこの意識があるかないかで変な狂信者にならなくて済むかもしれないので、一緒にブルブル震えながらネットを有効活用しましょう。じゃあ定時なので帰ります。さようなら。